先日、霞が関の某庁にて新規採用職員を対象としたコミュニケーション研修を行いました。講師という立場でしたが、その場で感じたことの中に私たちの職場でも活かせることがありましたので、こちらでシェアしたいと思います。

今回お会いした新規職員の方々とは初対面で年齢差もありましたので、アイスブレイクとして、お互いの自己紹介を少し長めに取ってスタートしました。偶然にも半数以上の方が千葉県出身、私たちの会社も千葉県ということで共通の話題が多く、一日を通して終始和やかな雰囲気で進みました。

このように、研修など初対面の方とのコミュニケーションツールとしてアイスブレイクを取り入れることは普通のことだと思いますが、私たちの職場においてはどうでしょうか?仕事上のやり取りなど、必要なコミュニケーションは取れていると思いますが、職場内では指示や報告など一方的なコミュニケーションが多く、実は双方向で話し合う時間は多くないと言われています。研修でのアイスブレイクと同じように、職場のメンバーと更に話しやすい関係になるようにブレイクできる時間があったら、嬉しいことではないでしょうか。

例えば、仕事や社内の嬉しい話題を共有する雑談が課業時間内にあったら、どう感じますか?特に職場での嬉しい出来事は意外と共有されず、その場で完結することが多い為、こうした時間をとることで情報共有だけでなく、互いを認め合う承認や信頼、安心感にも繋がります。私達も朝礼で雑談の時間を取り入れ始めてから話す機会が増えました。

この雑談に1ヶ月で120分を費やしたとしても、月の就業時間で見ればほんの1.5%程度。生産性が落ちることはなく、逆に関係性やチームワークは格段に向上します。最初は段取りや準備が必要かもしれませんが、ぜひオススメしたい取り組みです。(代表取締役 高橋智仁)

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