今や60歳以上のシニア世代の方々も、元気に働く時代となりました。最新の労働力調査でも、60-64歳の就業率は70%、65-69歳の就業率は48%と年々上昇しています。
そんな中弊社では、昨年の銚子市プレミアム商品券販売業務で19名のシニアスタッフの派遣を行いました。計60名のスタッフのうち、最年少10代から最年長70代までの年齢差は、なんと60歳!中にはペアで行う仕事もあり、年齢差がある中で協力体制が構築できるか少し不安もありました
実際に販売がスタートすると、学生スタッフはテキパキと商品やお金の集計を行い、シニアスタッフは経験からなる丁寧な接客で活躍し、世代を超えた協力によってお客様にも大変満足いただいて終えることができました。また、シニアの方々からは「社会の一員として役に立てたことがとても嬉しかった」という感想を数多くいただきました。
今年の4月には高年齢者雇用安定法の改正があり、65歳までの雇用確保義務にプラスして、70歳までの就業確保が努力義務として新設されます。今後ますますシニア世代が若年層と一緒に活躍する場面が増えていくことでしょう。
今回は比較的どの世代でも入りやすいお仕事でしたが、何より互いの長所を活かし、フォローし合いながら就業できたことが大きかったと感じます。人材採用や教育も様々な可能性を引き出しながら行うことで、現在の労働力不足や定着の課題を補うことができるのではないでしょうか。私たちもお客様のニーズと求職者の可能性を考え、より良い形で貢献できるよう尽力して参ります。(棚町彩菜)