世間一般的に、春は期初と見る会社も多いと思いますが、弊社では前年度の決算(12月)が確定し、社員持株会の公募が告知されるタイミングでもあります。上場企業では9割程の会社が導入しているといわれる持株会ですが、中小企業としては珍しく、弊社では2015年に社員持株会が発足して今年で5年が経過しました。
この持株会は短期的な利益ではなく、会社の現状や経営状況に関心を持ち、会社の成長が社員の資産形成に繋がる福利厚生として、そして会社へのロイヤリティー向上を目的としてスタートしました。私自身、持株会の発足当初から自社株を購入してきました。自分たちの営業努力や成長が株価や配当として還元されることもあり、以前よりも「自分たちの会社」という自覚が強くなり、「会社をもっと良くしたい!」という帰属意識や成長意欲も年々高まっていることを感じています。こうしたエンゲージメントやモチベーションを高める効果も含めて、社員にとっても会社にとっても大変良い制度だと実感しています。
コロナ禍も後押ししてか、組織に属さない働き方が注目されてきており、フリーランスや個人事業主など個人にスポットライトが当たる職業も増えてきました。リモートも含め、多様な働き方が出てきた今ではありますが、組織に属しているからこそ感じられる喜びや充実感は、ひとりでは味わえないかけがえのないものです。目の前の仲間やこうした制度に感謝しつつ、今期もみんなで成長できるよう頑張ります。(後盛秀範)