新卒で入社した社員なら、世代的にパソコンが使えると思っていたら、インターネットしか使えず、基本操作から教えることになった!なんていう経験はありませんか?

最近は、[若い=パソコンスキルがある]という神話が徐々に崩れつつあります。少し前までは、メールを送るにもレポートを書くにも、そしてWebサイトを見るにもパソコンを使っていたため、操作に慣れている若者が多かったのですが、スマートフォンやタブレットが普及し始めた2011年以降、パソコンを使う頻度が減少してきたのは、私たち自身も実感しているところです。

新卒採用に関わった人事担当者への調査では、「就活生のパソコンスキルについてどう感じるか?」という質問に対し、全体の62%が、スキル低下を感じるという結果でした。回答の中には「スマホしか使っておらずパソコンに不慣れ」「スマホで何でもできると思っている」「パソコンの必要性を感じていない」といった意見も見受けられました。

学校教育でも、手軽さからタブレットを取り入れるところが増えるなど、パソコンのスキル低下傾向は、今後も続くことが予想されます。[若い=パソコンスキルがある]とは限らない時代になったことで、パソコン教育に時間を割くことを想定して受け入れる必要がありそうです。(高橋寛子)

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