2021年2月の有効求人倍率は全国1.09(前月比0.01減)で、5ヶ月ぶりの低下ながら下げ幅は小幅にとどまっています。近隣エリアでは千葉0.84(同0.01減)、茨城1.28(同0.02増)、埼玉0.93(同0.05増)と地域により差が見られますが、千葉労働局によると、緊急事態宣言の解除を受けて千葉県内の3月の新規求人数と求職者数は、ともに増加傾向にあるといいます。
また、内閣府と財務省が発表した1~3月期の法人企業景気予測調査では、大企業全産業の景況判断指数(BSI)は-4.5と3四半期ぶりのマイナスとなったものの、製造業については+1.6と堅調に推移しており、従業員数判断指数もプラスに転じるなど、業種により雇用の不足感が出ていることがうかがえます。(池田智子)