今回は人材育成というより、知識・情報のようなものではありますが、その違いが持ち味となる男女それぞれの特性についてお伝えします。

ご存知の方も多いかもしれませんが、男性は目標や課題解決に向かっている実感を好む傾向があります。この傾向は「解決脳」とも言われ、解決策がポンポンと浮かんだり、案が浮かぶこともあり、相手に進んで助言をしたりと、何よりも物事が解決に向かうことを優先に考えます。これは未来を見て…というより、一手先くらいを見越して動く解決脳の強みではないでしょうか。

逆に女性は、その場の環境を含む状況や、感性の共有を重視する傾向があります。こちらは「共感脳」とも言われ、今、この状況を知って欲しい、心情を感じたいという共感を何より大切にしています。今、ココに焦点を当てることで周囲との共感・共有を重んじ、関係性や環境面を向上させながら進むのが共感脳の強みではないでしょうか。

このような特性から、解決脳中心で動く場合は進展が早くテンポ良く進みますが、現場からは確認や共有がないとの声があがることも少なくありません。そんな時に共感脳の声を取り入れることで、地ならしが進み理解を得られやすくなります。逆に共感を重視し、メンバーとの共有や確認に時間を掛けることで現場の声は反映されやすくなりますが、意思決定に時間が掛かると感じる方も多いのではないでしょうか。(今の時代こちらのケースが多いかもしれません)そんな時、解決脳の何気ない一言によって、行き詰まっていた雰囲気や展開がガラッと変わり、スムーズに展開、解決 に向かうこともよくあります。

一概に男女の違いと決めつけるものではありませんが、それぞれの特性と言われる解決脳と共感脳を上手に活かし合うことで、一見相反するスピードと共有どちらの質も落とさずに、組織の課題に主観的かつ客観的に向き合えるのではないでしょうか。(代表取締役 高橋智仁)

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